「手組ホイールはもうオワコンなのでは?」
「手組ホイールでの魅力はどこにあるの?」
突然ですが、ロードバイクに使われるホイールなのですが、ほとんどが完組ホイールを選択されることが多いでしょう。
手組ホイールには完組ホイールにはない、魅力が溢れています。
その影響もあって、手組ホイールはオワコンと思われがちです。
実は、手組ホイールはまだオワコンではなく、現役で活用することが可能です。

手組ホイールはまだオワコンじゃない
完組ホイールにはないメリットが存在する
ホイールを組む際に何が必要なのか?
- 完組ホイールより手組ホイール派
- これから手組ホイールを作りたい!
- 手組ホイールに対するメリット・デメリットが知りたい
※本記事では広告が含まれています。
目次
そもそも手組ホイールとは?
手組ホイールとは文字通りで、一から(ハブ、スポーク、リム)組み上げるホイールのことを指します。
一昔前(90年代)のロードレースでは、ほとんどが手組ホイールを使用していました。
近年では、
完組ホイールのラインナップが豊富
ディスク化に伴い強度が増した。
などの理由で、手組ホイールの需要が少なくなっています。
かといって手組ホイールが、無いわけではありません。



手組ホイールのメリット
ここからは、手組ホイールのメリットを、解説していきます。
自分だけのホイールができる
手組ホイールは、
完組ホイールには無い組み合わせだったり
自分の好きなパーツでホイールを仕上げる
などと言った理由で、自分だけのホイールを作り上げることが可能です。
自分の好きなメーカー(パーツ類)で組み合わせることから、完組ホイールよりも自由度が高いのです。
スポークを増やして強度を増す
チューブラーリムやチューブレスリムで組み上げる
上記の理由で、完組ホイールにはない組み込むことができます。
修理が簡単に行える
手組ホイールには、パーツ交換などの修理が、しやすいのも特徴です。
何故なら、パーツ類(ハブ、リム、スポーク、ニップル)が汎用品なので、同じ規格なら流用できるのです。
もし、スポークが折れた場合でも、長さや太さが一緒なら、そのまま交換できるというわけです。
スポークやニップルが折れた場合、同じパーツを注文しないといけない。
(ほとんどが、店舗に無いパターンが多い)
交換する際も、手組よりも難しい場合が多いので、手間が掛かる。
手組ホイールのデメリット
ここからは、手組ホイールのデメリットを、解説していきます。
自分で組まないといけない
当たり前なことかも知れませんが、手組ホイールは自分で組まないといけません。
ホイール自体を組むのも、自転車整備の経験がないと難しいのです。
ホイールには、荷重が掛かる重要なパーツであるため、無造作に組むと事故に繋がる恐れがあります。



必要なパーツ類を自分で用意する
手組ホイールには、形に仕上げる為には、パーツ類は自分で用意しないといけません。
完組ホイールと違って、すぐに使える訳ではないのです。
どれかのパーツが欠けていると、ホイールを組むことはできません。



時間と労力が掛かりますが、自分だけのホイールを組み上げるには、妥協してはいけないということです。
手組ホイールに関する注意点
ここからは、手組ホイールに関する注意点を、解説していきます。
技術力や時間が必要
手組ホイールは、素人が一発で組み上げるのは、不可能に近いでしょう。
キレイに組み上げるには、(技術力、時間、労力)が必要不可欠となっているからです。



一回で完璧に終わそうとせず、何度か繰り返して経験を積めば、必ず上達してきます。
パーツとの相性がある
手組ホイールには、使うパーツによって、相性が良し悪しと変わって来ます。
低品質なパーツ揃いだと、壊れやすい仕上がりになる。
強度や剛性不足で、長く持たない
スポークの本数が、使用用途に対して、バランスが悪い(極端に少なかったりor多かったり)
相性の良い作りに仕上げるには、上記の理由をなるべく避けるようにしましょう。
パーツ選びを妥協してしまうと、必ず後悔してしまいます。



ホイールによって組み方が変わる
手組ホイールには、仕様によっては組み方が、変わってくるのも特徴です。
前か後か
スポークの本数
ラジアル、交差組み
ディスクローターの有無
などで組み方が変わって来ます。
スポークの通し方には、いくつか種類があります。
JIS組(逆JIS組)
イタリアン組(逆イタリアン組)
ホイールの組み方も、使用用途や車種によって、多種多様となっています。
完組か手組なのか、どっちが良いのか?
ここで疑問になるのが、完組なのか手組なのか、どっちが良いのか悩んでしまいますね。
簡単に説明すると、以下の通りです。
完組 | すぐに使いたい、利便性に優れている |
---|---|
手組 | 自分だけのホイールを作りたい、人と被りたくない |
総合的に高性能だったり、パーツの完成度や信頼度が高い、というなら完組ホイールがおすすめ
(軽さ、空力、頑丈)などを特化していたり、汎用性が高く簡単に修理ができる、というなら手組ホイールがおすすめ



手組ホイールに必要な道具類
ここからは、手組ホイールに必要な道具類を、紹介していきます。
リム
リムとは、外観を見て分かる通り、フラフープみたいなパーツになります。
この金属の輪っかの部分は、
タイヤとチューブをはめ込むため
衝撃を吸収する
転がして進める
リムブレーキにとっては重要部分
の部分になります。
リムブレーキの場合は、リムに挟んで止める構造になっています。
詳しくは、下記の記事をご覧になっていただければ幸いです。


ハブ
ハブとは、ホイールの中心部にある太い棒(車軸)みたいな部分にあります。
車体を動き始める際には、欠かせないパーツ
ハブの中には、ベアリングが入っており、回転をスムースにする働きを持つ
コーナリング時に、ハンドリングを判定してくれる
後側に、フリーハブが付いています。
フリーハブにラチェット機能が入っていて、ペダルを前方向に動かしたときに、チェーンの働きでフリーハブに伝達します。
スポーク、ニップル
スポーク
ニップル
スポーク | 見ての通り鉄の棒のようなパーツ
ホイールにとっては重要な役割を持つ 本数次第で、強度が増したり、走行性能に影響が出てきたりする。 走行中による振動や衝撃を吸収してくれる。 |
---|---|
ニップル | スポークをリムに取り付ける為のパーツ
ホイールが垂直に回せるのと、スポークの張力を維持する働きがある。 振れ取り調整は、ニップルを回して修正する。 (リムの変形、スポークの破損、張り不足)を防止する役割を持つ。 |
一見、あまり目立たないパーツに見えますが、実はホイールによって重要な役割を持っています。
スポークは、一本折れてそのまま走行すると、次々と折れ続けて、自走出来なくなる可能性が出てきます。
専用道具
ここからは、手組ホイールを組み上げる際に、必要な専用工具類を、解説していきます。
振れ取り台
振れ取り台とは、ホイールを仮組した状態でのせて、張りや振れを調整するための専用工具となります。
スポークを少しずつ張力を上げる。
リムの縦や横の歪みを回しながら調整する。
最終的に張力が適正なのと振れなく回るかの確認
上記の理由が、振れ取り台の役割を持っています。



リムセンターゲージ、スポークテンションゲージ
リムセンターゲージとは、ホイールがある程度形に仕上がったら、センターが合っているかを確認するための専用工具です。
主にホイールの、新規組み立てや再度組み立てに使います。
もしセンターが合っていない場合は、センターゲージを使用して、センターに寄りたい方向に修正します。
左右に当てて均等であることを、確認するための役割を持っています。
スポークテンションメーターとは、スポークの張り具合が適正であるかを、確認するための専用工具です。
スポークの張りが緩すぎず均等で、あるかを見るために使います。
経験を積んでいると、テンションメーターを使わずに、勘で張り具合を見ていることが多いです。
質の高いホイールや完組ホイールだと、テンションメーターが必須になります。
【まとめ】手組ホイールは大変だけれど挑戦する価値あり
本記事では、手組ホイールについて解説していきました。
手組ホイールには、(強度、空力、剛性)に合わせて、自分だけのホイールが作れる。
質の高いパーツであれば、壊れにくいかつ修理が簡単に行える。
ホイール自体組むのも、経験がないと難しい。
パーツ同士の相性が悪いと、壊れやすい仕上がりになる。
ホイールに使われるパーツ類は、重要な役割を持つ。