ロードバイクのバラ完に手順はあるのか?組み方は自分好みで問題なし!

みなさんは、ロードバイクを買う時どうしていますか?

ほとんどの人は、完成車を買うというイメージを、持っているかも知れません。

実は、もう一つの選択肢があって、「バラ完で組み立てる」という方法があります。

バラ完と聞いても、あまりピンと来ない人が、多いと思うことでしょう。

そもそもバラ完とは、フレームセットから組み上げることを指します

本記事では

そもそもバラ完とは?

バラ完を始める際の、メリット・デメリット

組み立てる際の注意点

バラ完は、難しいけど挑戦する価値あり

最初の一台は完成車を選ぶ理由

※本記事では広告が含まれています。

目次

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【疑問】フレームセットとバラ完とは?

私が過去に愛用してきたフレーム「TREK emonda SLR project one仕様」

バラ完に挙げているフレームセットとは、フレームと前フォーク(ヘッドセットやその他)だけの、ことを指します。

文字通り、完成車にあったパーツ類(コンポーネント、ハンドル、サドル、ホイール、タイヤ等が、付いていません。

そのフレームセットを、

新しいコンポ、パーツ類

今まで使ってきたコンポ、パーツ類を移植

などの方法で、フレームから組み上げることを、バラ完といいます。

例えば、

  1. 初めてアルミフレームの完成車を購入
  2. 乗り慣れたら、2台目はカーボンのフレームセットを購入して、流用できるパーツをすべて乗せ換える。

このように、自分好みの車体を組み立てて仕上げる、のがバラ完の特徴です。

フレームセットから組み立てる際のメリット

ここからは、フレームセットから組み立てる際のメリットを、解説していきます。

自分だけの車体に仕上がる

同じ規格なら流用できる

楽しくなるから愛着が湧く

自分だけの車体に仕上がる

フレームセットから組み立てであれば、自分だけの車体に仕上がることです。

完成車では、メーカーが指定したパーツで組み込まれ、車体として販売されることが多いです。

フレームのバラ完だと

自分の手足の長さに、合わせることができる

ハンドル幅、ステム長、クランク長を、適正な数値に調整が可能

ホイール、タイヤ、コンポーネントも、好きな組み合わせに仕上がる

このように、フレームからの組立は自分好みに、仕上げることができるのです。

同じ規格なら流用できる

フレームセットであれば、一部のパーツをそのまま、移し替えることが可能です。

新しいフレームが、同じメーカーなら、移し替えるパーツが多い

ハンドル、ステム、サドル、コンポ類は、共通規格(一部例外あり)

上記の利点があり、費用を抑えることが可能です。

旧フレームの規格から、新フレームの規格を、流用できるか調べる必要があります。

そのため、フレームの規格によっては、そのまま流用できる場合があります。

楽しくなるから愛着が湧く

ロードバイクのバラ完は、様々な経験値が得られるから、愛着が湧いてきます。

組み立てるには、知識や経験が必要になりますが、形にしていくことが楽しいのです。

mun
組み上げた時に、他者とは被らないから、面白いのです。

バラ完を何度か経験していくと、もう完成車は買わない位に、楽しくなってきます。

フレームセットから組み立てる際のデメリット

ここからは、フレームセットから組み立てる際のデメリットを、解説していきます。

知識、スキル、時間が必要

費用が掛かる

知識、スキル、時間が必要

フレームから組み立ての最大のデメリットが、(知識、スキル、時間)が必要になってきます。

まず組み立て自体が、自転車業界の実務経験がないと、かなり難しいです。

どうして三大要素(知識、スキル、時間)が必要なのかは、下記の項目通りです。

知識 自転車全般(車体、パーツ系、交通ルール)に関する知識が必要
スキル 分解、組み立て、メンテナンス、トルク管理)のスキルが必要不可欠
時間 自分で組立、ショップに依頼)によっては、約3~7日程度の時間を要する

上記の項目は、自転車関係の経験があることを、前提になっています。

mun
もちろん、未経験かつ独学でも、組み立ては可能ですが、あまりおすすめしません。

費用が掛かる

フレームセットからの組み立ては、完成車を買うよりも、費用が掛かります。

先ほど、「フレームセットからの組み立てであれば、費用を抑えることが可能です」と言いました。

これは、流用できるパーツが多く使える場合です。

実際には、

フレームセットは、ハイエンドモデルのみ

リムブレーキ→ディスクブレーキに換える場合は、費用が高くなる。

などと言った傾向があります。

フレームやパーツも、メーカーや規格が違ってくるので、別で手配しておく必要があります。

ロードバイクを組み立てる際の注意点

ここからは、ロードバイクを組み立てる際の注意点を、解説していきます。

必ずメンテナンススタンドを使用する

使ってきたパーツを流用できるか調べる

新フレームに対応したパーツに合わせる

必ずメンテナンススタンドを使用する

フレームからの組み立ては、メンテナンススタンドの活用が、欠かせません。

自転車(三輪自転車は除く)は、二輪になっているため、スタンドが無いと自立しません。

主なメンテナンススタンドの種類

後輪や側面に引っ掛ける簡易的なタイプ

サドルに引っ掛けるタイプ

フレームかシートポストに固定するタイプ

前輪外してBBと前フォークに固定するタイプ

フレームからだと、BBと前フォークに固定するスタンドがおすすめに、なっています。

フレームかシートポストに固定するタイプも、可能ですがカーボンフレームには不向きです。

使ってきたパーツを流用できるか調べる

フレームの乗せ換えには、今まで使ってきたパーツを、流用できるのかを調べる必要があります。

ハンドル(ステム側が31.8mmが多い)

ステム(フォーク側が28.6mmが多い)

サドル

ホイール

コンポーネント

上記のパーツ類は、流用できる部分が多いです。

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エアロタイプや、メーカー特有の形状などを除きます。

特殊な規格に関しては、各メーカーによって異なることがあります。

新しいフレームを購入する前に、どのパーツを流用できるかを、事前に確認した方が良いでしょう。

新フレームに対応したパーツに合わせる

新しいフレームの乗せ換えは、そのフレームに対応した、パーツを手配しないといけません。

今まで使っていたフレームに付いてたパーツが、新しいフレームには付けられない場合が出てきます。

BBの場合

旧フレームがねじ込み式だったが、新フレームが圧入式に変わっている。

シートポストの場合

旧フレームと新フレームの形状が異なっていた。

今使っているメーカーから違うメーカーに変わった。

このように、新フレームに対応できるように、新しいパーツを手配しないといけないのです。

【重要】最初の一台は完成車を購入が基本

私の過去の完成車「2016 FELT F75

今まで、ロードバイク(フレームセット)のバラ完について、話していきました。

ここで話を変えますが、完成車について解説していきます。

完成車とは

自転車の軸となるフレームセットから

タイヤ(ホイール)

ハンドルステム

コンポーネント(ブレーキ系、駆動系)

サドル(シートポスト)

ペダル

上記のパーツ類が、最初からフレームに組まれていて、すぐに乗れる形で販売されていることを指します。

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調整や点検を行えば、いつでも自走が出来るというわけですね。

完成車の特徴は、最初から必要なパーツ類が揃っているので、納車したらすぐに走れることです。

バラ完だとフレームから組み立てるので、かなり時間が掛かります。(ショップ任せでも1~2日)

完成車のメリット

  • 形(自転車)になっている状態なので、納車後すぐに乗れる。
  • コスト的にバラ完より安く済む。
  • 色んなメーカーのラインナップが、多くて選択肢が広い。
  • 愛着が湧いてきて、アップグレードが楽しめる
  • パーツに関する知識はなくても問題ない

完成車のデメリット

  • 人気のメーカーは人と被りやすい
  • 安価な車体は、一部のパーツが廉価品を使用している。
  • 必要ないパーツが付いてる時、元のパーツが無駄になることもある。
  • 体型に合わせたフィッティングのために、別のパーツが必要になることも。
  • 良くも悪くも、車体の装備次第で値段がピンきり

【まとめ】バラ完は難しいけど自分好みに仕上げてみよう!

本記事では、ロードバイクのバラ完(フレームセット)について、解説していきました。

ロードバイクの、フレームからの組み立てには、専門知識が必要になってきます。

そのため難しくなりますが、世界に一台だけの車体を、組み上げることが可能になります。

もし興味があれば、自分好みにロードバイクを組んでみましょう

まとめ

バラ完とは、フレームからの組み立てのこと

完成車にはない自分だけの車体が作れる。

流用できるパーツが多いから手間が省ける。

組み立てには専門知識やスキルが必要

新しいフレームに対応したパーツを手配しないといけない。

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